手術当日の様子(レシピ編)手術・麻酔の名称:生体腎移植術手術室では、麻酔医2名、看護師3名が迎えてくれます。 名前の確認をして、部屋に入ります。 心電図のシールを胸に貼ります。血圧計をつけます。身体の酸素量を測るシールを指先につけます。腕より点滴をします。酸素マスクを口元にあてます。 横になり膝を抱え背中を丸めた姿勢をとり腰に局所麻酔の注射をします。手術後の痛みをとるために、背中に細い管をいれます。点滴チューブから麻酔の薬が入り、徐々に眠くなります。麻酔がかかったら、呼吸を助けるチューブを口から入れます。静脈血栓防止のフットポンプを足につけます。 手術の内容(承諾書の一部抜粋) 手術は全身麻酔下で行い、麻酔は麻酔科医が管理します。 創部は右側腹部に皮膚切開を加えます。皮下組織・筋層お切離しえt、腸管が収められている腹膜を露出します。その腹膜を左側に押しやって腹膜の裏側(骨盤の底)を走行している、内・外腸骨動脈と外腸骨静脈を剥離・露出します。その際、血管の周囲を走行しているリンパ管を電メスで切断・太いリンパ管は糸で縛って切断します。動静脈がそれぞれ剥離されたらば、動脈血流を遮断して、内腸骨動脈を切断します。臀部に流れる側は糸で縛ります。もう一方は移植腎動脈と吻合します。動脈の吻合が終ったら、外腸骨静脈に吻合部を形成し、そこに移植腎静脈を吻合します。吻合が終了したら、遮断していた血流を再開します。移植腎に血流が再開し、初尿を確認します。 次に移植尿管と膀胱を吻合します。膀胱の外膜・筋層を剥離し、膀胱粘膜を露出し、膀胱粘膜の一部に吻合部を形成し、尿管を吻合します。膀胱粘膜に尿管を吻合したら、切離した膀胱の外膜・筋層を尿管にかぶせるように縫合します。(膀胱尿管吻合の際、D-Jステント(尿管カテーテル)を尿管内に留置してきます。)ここの合併症が1番多く、尿漏れが起きた場合は、再手術をする事もあります。(バルンカテーテル、DJカテーテルは月曜日に一緒に抜去します。) 最後に腎生検を行い出血が無い事を確認して、創部を洗浄し、ドレーンを留置して閉創します。合併症として出血、疼痛、感染症などいろいろあります。起きた時に最善の対処を行い、説明致します。 (麻酔から覚めたら) 術後RI検査(腎機能検査、腎血流などを見る)を受け、異常がなければ部屋に帰ります。(45分位) ジャンル別一覧
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